仮想デスクトップではオンデマンドによる画面転送が行われる仕組みとなっていますが、そもそもこうした仮想化に関連している技術を実行することができるようになるためには、かつてCPUに特別なスペックが必要という事情がありました。現在でも仮想化が実行されるためには、仮想化実行のためのCPU回路が必要となっています。仮想化を実行するための専用の回路となっており、1台のパソコンの内部で複数のパソコンを操作するといった事が可能となります。
仮想化ではCPUは1つのCPUを使って操作しますが、当然ながら実質的に2つ以上のCPUがある場合には、より高速な処理を行う事が可能となっています。デュアルスレッドでの処理でも並行処理は可能ですが、デュアルコアでの処理を行う事によって、さらに高速なCPU処理を行う事が可能となっています。仮想化によるオンデマンドでの画面転送でもこうしたCPU機能を活用しているのが特徴となっており、作画した画面を瞬時に転送して表示する事ができるようになっています。
画面が転送される際には、デスクトップ画面の扱われ方にもさまざまな方法があります。デスクトップ画面を最大化して表示する場合には、あたかも仮想化パソコンの画面がその機種の画面のように表示されます。仮想化パソコンに2001年に大手ソフトウェア会社Mが発売したOSがインストールされているとしたら、あたかも2001年に大手ソフトウェア会社Mが発売したOSのパソコン本体を操作しているような感覚で操作可能です。しかし実質的には最新版のOSを活用して仮想化ソフトを動作させており、現実には最新版のOS上において動作している事になります。
今後はオペレーティングシステムに仮想化デスクトップの技術が標準で搭載されることになると考えられています。標準で仮想化技術が搭載されることによって、昔のオペレーティングシステムと新しいオペレーティングシステムを1つのパソコン上で自在に切り替えして活用したり、データを自由に交換したりするといった作業が可能となります。Linuxなどの各種システムとも相互的にデータ転送を行う事が可能となっており、ソフトウェア開発などの可能性が広がります。
15JUL 2016
画面転送におけるオンデマンド

